Last update:2014/9/11
スポーツでダイエット(サッカー編)
食事制限を行い、ストレッチや簡単な運動を続けることでダイエットは可能です。しかし、思いっきり食べて、そして思いっきり動きたいという方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。確かにそれが一番理想的なダイエット方法だと言えます。それにはスポーツをしながらダイエットをするのがおススメです。どんなに食事で多くのカロリーを摂取しようが、同じくらい多くのカロリーを消費すれば太ることはありません。それに、ちょっと食事に気をつけてカロリーの消費量が上回るようにすれば、それはもう立派なダイエットになります。しかも好きなスポーツなら、楽しみながらダイエットをすることができるので、長続きするといえるでしょう。そこで今回はスポーツでも球技にスポットを当てて、ご紹介したいと思います。ここでは、「サッカー(フットサル)」についての知識をまとめています。
サッカーの運動特性
サッカーの運動特性として特に際立っているのが、その運動量の多さでしょう。野球などと違って攻守交替がありませんので、前後半の90分間はずっとピッチの上を走り回っている事になります。かなり厳しいスポーツですね。ポジションの違いなどによって運動量の違いもあるものの、常にボールの位置を把握しながら動きつづけるというのは全ての選手に共通しているわけですから、長時間にわたって動き・頭脳プレーを維持し続けるだけのスタミナが必要となります。つまり、常にマラソン状態なのです。特に全力で走り続けなくても動き回っているわけですから、かなりの有酸素運動を行っているということになります。脂肪が燃焼するのは、運動を始めて20分以上からと言われています。特に有酸素運動は、脂肪の燃焼を高める運動なのでダイエットに効果的と言えます。ボールに意識が集中するため、苦しくない程度に動けば走り回っていることも気にならないかもしれませんね。ただし、ボールを奪い合う際にはかなり激しいコンタクト(接触)プレーが頻発するため、怪我をしない体造りのための体造り・栄養摂取も重要になってくるスポーツと言えるでしょう。
サッカー選手の食事
長時間の運動と脳の働きを支えるためには、何と言っても糖質の補給が重要になります。糖質は効率良く筋肉が働き続けるのに必須な栄養素ですし、脳が考えるために直接利用できる唯一のエネルギーです。このため試合前の食事にはパンやご飯・パスタなどの糖質源を十分に摂り、ハーフタイムにもスポーツドリンクなどで糖質補給を行うことが重要になります。また、さらに効果を上げたい場合はカーボローディングも並行して行うといいでしょう。糖質以外の栄養素では、ソイプロテインやカゼインプロテインなど、胃腸に負担がかからないタイプのタンパク質を補給しておくことも、エネルギー切れ防止に有効のようです。試合後にも肉体疲労を回復させるための栄養補給が必要ですが、疲労によって食欲が低下している場合などは消化吸収力も弱っている可能性が高いので、出来るだけ消化吸収のよい食べ物(煮込み料理や汁物など)を食べるとベストです。
ボールを奪い合う中での激しい接触で怪我を予防するには、何よりも強靭な体を造る事が大事ですから、筋力トレーニングと並行して必要な量の栄養素をしっかり摂らなければなりません。特に成長期にある選手は「体の成長」と「運動による消費」の両方をまかなうだけのエネルギー量が必用になるため、栄養摂取が十分に行えず線の細い選手も多くいます。本気で能力向上を望むなら、食べることもトレーニングのうちと考えて、ボールを使った練習と同じくらい食事や栄養摂取にも気を配る必要があります。
Last update:2018/6/19